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ポケモンをプレイすると頭がよくなる??【雑記】

皆さんこんにちは!

ポケモン剣盾の追加DLCの配信開始が来週に迫りましたね!

というわけで本日はポケモンと学力の関係性についてまとめてみようと思います。

ゲームと数学の類似性については別の記事でも書いたのでそちらも是非ご覧ください!

 

study-college-student.hatenablog.com

 

 

私の体感では…

自分を含め周りの東工大生はポケモンをかなり熱心にプレイしている人が多く、昨年ソードシールドが発売した際は食堂や講義室でSwitchを触っている人が大量発生していました。

中には電車の改札を通る時も片手にSwitchを持っている人もいました。

あの時期は本当に大学構内ですれ違う人と目があったらポケモンバトルを申し込まれるんじゃないかってレベルでした笑。

また、あるテレビ番組で東大生がポケモンをかなりプレイしていますと答えたりしているのも見たことがあり、学力とポケモンは何らかの関係があるのではないかと思ったのでそれについて記事を書こうと思いました。

 

海外の研究

ポケモン論文とは

2019年5月に有名学術誌である「Nature Human Behavior」 にある論文が掲載されました。

その論文はジェニファーゴメス氏によって書かれたもので通称ポケモン論文と呼ばれています。

その論文のリンクはこちらになります。 

https://www.nature.com/articles/s41562-019-0592-8

 

元論文は当然英語で書かれているのでその内容をざっくり日本語で見ていくことにしましょう。

ゴメス氏は、同じような見た目のポケモンたちを何百種類も区別するということが若い脳に対してプラスに作用するのではないかという仮説を立てました。

幼少期にポケモンを熱心に遊んでいた人達の脳スキャンを見てみることにしました。

すると驚くべきことにみんな同じような脳の領域がポケモンの画像に対して反応したのです。

他にもポケモンマスター11人と、同い年の一般的な人11人を集め、人の顔、動物、漫画、身体、単語、クルマ、通路、ポケモンの画像を見せ、その時の脳の様子を観察したところ、やはりポケモンマスターたちはポケモンに対してより強く反応を示したそうです。

つまり、ポケモンを幼少期に熱心にプレイしていた人達の脳にはキャラクターの認識に特化した特別な領域があるということです。

 

でも学力が下がるんじゃ.....

一般的な人にはない特別な領域がある!といっても脳みそが大きくなるわけでもないし、むしろポケモンのために脳の領域を使ってしまうのだから学力に悪い影響が出そうと考えるのが普通だと思います。

僕自身も初めてこの論文について見た時にそう思いました。

しかし、ゴメス氏は「この実験の被験者として呼ばれたポケモンマスターたちは博士号を持っていたり、大企業で勤めていたりと成功を収めていて、ポケモンを遊んだことによるネガティブな副作用があることの証拠はない」と主張しているそうです。

 

ここら辺について科学的な根拠が出てきたらもっと面白くなってきますね。

 

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まとめ

ポケモン論文について見てきましたが、この論文はポケモンマスターたちに特別な脳領域があることを示すもので学力にポジティブな影響があるということまではわかっていません。この領域がキャラクター認識以外に何か特別な効果を持っているのか研究してみたいと思いました。生物って本当に不思議ですよね!

皆さんもぜひポケモンをプレイしてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

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